感性の豊かな時代を大切にしよう

2013年6月1日 記 : ITCクラブ専門指導員 鈴木 朗

「教養」という言葉を調べてみました。ウィキペディアには以下の概説がありました。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E9%A4%8A

一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識と、古典文学や芸術など質の高い文化に対する幅広い造詣が、品位や人格および、物事に対する理解力や創造力に結びついている状態を指す。

(中略)

「教養ある人間」、すなわち、教養人が相応の尊敬を得るのは、単に知識が豊富な状態(博識)に留まらず、人間性という実を伴うためである。仮に、現状の知識が乏しいからといって、その状況は非難される性質ではない。知識を求めて学ぶことで品位と人格を高めようとする心構えが重要と考えられる。


私には難しい内容ですが「知識を求めて学ぶことで品位と人格を高めようとする心構えが重要と考えられる。」という件(くだり)を見てほっとしています。学生の皆さんは人格を形成している最中です。豊かな感受性を持っている尊い年齢でもあると思います。

私は絵が好きなのですが、多忙が続き長らく行く事ができませんでした。最近行った美術展は「ミュシャ展」でした。学生の頃から好きでしたが、「百合の聖母」は知らず、新たな出会いをする事ができ、至福の時間を得る事ができました。


ミュシャアール・ヌーヴォー調の画風が特徴です。
展示会用パンフレットから引用させて頂きました。


「百合の聖母」はアール・ヌーヴォー調ではありませんが淡い優しい絵に魅入られました。
ミュシャ展のホームページから引用させて頂きました。

勉強は大切ですが、それだけに縛られるのではなく様々な催事や展示会に足を運んでみませんか?そこで出会った作品や人を通して得た事は、貴方の人格形成の過程の中で大切な財産になると思います。感受性が豊かな今だからこそ、尚更多くを見聞していただきたいと思います。

以上