地熱発電講演から学ぶ

2013年6月1日 記 : ITCクラブ専門指導員 鈴木 朗

去る平成25年2月5日、関東第一高等学校において、清水政彦弁護士による特別授業が行われました。 題して「東京で地熱発電」。

地熱を利用した発電についていろいろな角度から学ぶことができました。

  • 地熱を利用した発電に対する誤解
  • 他エネルギーと比較したコストの優位性
  • 地熱発電の安全性と環境への優しい配慮
  • 地熱発電の日本における優位性と技術の輸出

私達の便利な生活を様々な電気製品が支えています。その根幹を支えるエネルギー問題を考えさせて頂いた貴重な1時間でした。

ニュースでは「シェールガス」、メタンハイドレート、「ロシアとのエネルギー開発」など、エネルギーに関する話題には事欠きません。清水弁護士の授業によりニュースを別の角度から見ることができました。メタンハイドレートとシェールガスを比較すると、コストに関してはシェールガスの方が有利です。(2013年6月時点)

また、自動車および化学業界で必要とされている液化エネルギーは「バイオマスエタノール」の技術進歩により興味深い話題となっています。最近では「稲わら」からも作れるようで、日本の技術の高さに驚くばかりです。

石油資源は無くとも地熱のある国。稲作を行っている国でも手に入る液化エネルギーの技術を日本は研究しています。日本は他国も幸せにする国だと改めて思いました。

まとめ

国際紛争の原因の一つとされているエネルギー問題。海外への依存度が低くなるほど私達の生活が守られると思います。物づくりには「人」、「物」、「金」が必要です。「物」には水とエネルギーも含まれます。日本は幸いにして水資源が豊かです。 学生の皆さんが将来の日本をけん引する中で、国益に直結するエネルギー資源の開拓または開発に興味を持たれることも、良き人生の選択ではないかと授業を聞きながら思いました。

以上